円山応挙展(2010)

2010/11/25

芸術鑑賞

地下鉄“三越前”という駅は、勤めていた会社の東京の本部があって、昔は時々使う機会があった。
しかし会社を辞めてからは行く用事のある場所ではなく、ほぼ9年ぶりだ。退職前に挨拶に行った社屋も移転してなくなっている。
今日は三井本館にある“三井記念美術館”を訪れた。
今週末まで開催されている“円山応挙展”を観る為だ。
美術館は本館にあるのだが入り口は隣接するタワービルのエントランスにあって、何処から上へ上がるんだよ、みたいに開けたエントランスから直通のエレベーターで7階へ上がると、小綺麗な入り口へ。
普段、国立博物館のような年季の入った所での展覧会へ行くことが多いせいか、何だか行き慣れない高級な場所へ行った時のように落ち着かない。
この展覧会が美術館開館5周年の記念だというから、新しいのも納得する。

応挙は屏風や襖絵が有名で、私も今回はそれを観るのが目的であったので、展覧会としての展示数は少なめだったが満足できた。
大きなものは場所を取るので沢山置けないというのが展示側の苦労ではないかと思う。
応挙の絵の特徴である平面上で表現する奥行きというの広さというのは、やはり実物を見てこそ感じられる。

展示室を出て、エレベーターへ向かおうとすると狭い通路に大きな輝くものを発見する。
金庫の扉のような重そうな大きな扉は、書庫の扉だったそうだ。
こういったものは、観ているだけで飽きさせない。

個人的に気に入ったのは、エレベーターの扉。
エレベーターの前でしばらく眺めたり写真を撮ったりしていたので、扉を出入りする人に不審げに見られた。

それにしても、三井本館は素晴らしい。
平日だが、丁度昼時にかかってしまい人が多かったので外観の写真はあまり撮れなかった。
次は是非ちゃんとカメラを持って訪れたいものだと思う。


さて、はるばる地下鉄“三越前”まで来たので、この界隈で何か話題の菓子でも買って帰れないものかと出掛ける前に調べておいた。
丁度三井ビルの前に、今年秋に“COREDO(コレド)室町”という商業施設ができたばかりなのだが、ここに“パティスリー エメ・ヴィベール”という人気の店があるという。
ミシュランガイドに掲載された2つ星フランス料理レストランのパティシエの店だとか、テレビのグルメ紹介で取り上げられたとか色々説明があった。
近頃の流行の(高級)ケーキは生クリームがやたら濃くて、何だか口の中にコッテリした甘さが残るような感じが我が家の好みではない。
まあ、舌が安いのかもしれないが、好みなので仕方がない。
念の為、一般の皆さんの口コミ的なものを調べてみたが悪い評価が見つからないので、試しに評判の“パリ・ブレスト・エメ”というケーキを食べてみることにした。

箱のせいもあるが立派な専用手提げで、ちょっと気恥ずかしかった。

袋から出てきたのは帽子箱のような綺麗な箱。こういう箱は捨てるのが惜しくて困る。
“パリ・ブレスト”というのは、自転車の車輪をイメージした歴史のあるフランスの菓子だそうだ。家庭でも作るらしい。
だから“パリ・ブレスト・エメ”というのは、エメ・ヴィヴェールのパリ・ブレストということなのだろう。
凄く素人っぽく言うと、ドーナツ型の高級シュークリームなのだが、皮もクリームも凝っている。
甘めのクリームがタップリだけれど、シュー皮に塩気があるので苦手なコッテリ感がない(感じられない)。
なにコレ美味い!と、家人とおいしく戴いた。
困った、今度は三越前までこれを買いに行かねばならないのか…