高専ロボコン2011 全国大会

2011/11/20

イベント

日曜日だというのに午前10時前に起きて、出掛ける準備。いよいよ出掛けようかという頃に大きめの地震が起きて予定より出発時間が遅れたり、普段出ない時間帯の道路の混雑状況が読めずに両国に着いたのは、午後1時ギリギリ。
何とか開会宣言と同時頃に両国国技館に飛び込んだ。
今日は“全国高等専門学校ロボットコンテスト”の全国大会の観戦に来た。
友人が高専の教員をしているので、その高専が出場した時だけ応援に来られる。勿論、毎回NHKで一般の観覧募集をしているので往復ハガキで申し込めば良いのだけれど、せっかくだから知っている学校が出場して応援する目的がある方が楽しい。

会場に選手が入場して開会式。最近動きの軽やかなASIMO君も登場。
全国には57校62キャンパスの高等専門学校があり、各キャンパス2チームずつ、計124チームが各地区の大会を経て地区大会優勝チームと推薦で選ばれた合計25チームが全国大会に出場している。
今回の競技課題は“ロボ・ボウル”基本になっているのはアメリカンフットボールだ。
競技に参加するのは、“2足歩行をするオフェンス・ロボット”“攻撃の邪魔をするディフェンス・ロボット”のロボット2機と“オフェンス・ロボットにボールをパスするスローワー”“オフェンス・ロボットからタッチダウンパスを受けるレシーバー”“ロボットの操縦者”の人間3名。
競技時間は1分30秒。前半後半で攻守交替して1回ずつの競技。

画面右側3色に塗り分けられたピンクのスタート位置にオフェンス・ロボット。画面左側上の方のディフェンス・ロボットのスタート位置にセッティング。
オフェンス「高知高専」 ディフェンス「北九州高専」
ディフェンス・ロボットのいる場所のもっと左側、白い柵の向こうの「エンドゾーン」にボールを受けるレシーバーの人間が立っている。

ゲームスタートでディフェンス・ロボットはすぐに変形と移動開始。オフェンス・ロボットはブルーのキャッチゾーンまで歩いて移動してきて、スローワーはスローワーゾーンからノーバウンドでオフェンス・ロボットへボールをパス。
オフェンス「豊田高専」 ディフェンス「一関高専」

ボールパスを受けたオフェンス・ロボットは、フィールド内を移動してディフェンス・ロボットの邪魔を避けてエンドゾーンにいるレシーバーへパスを送る。
ディフェンス「広島商船高専」

エンドゾーンでレシーバーがノーバウンドで捕球すればタッチダウンパス成功となって攻撃終了。
競技時間1分30秒の間にタッチダウン成功となった方が勝ちであるし、両校タッチダウン成功となればタッチダウンまでの時間の早い方が勝ち。

ディフェンス・ロボットは前出のようにレシーバーの前辺りで動く戦略もあれば、
オフェンス「米子高専」 ディフェンス「仙台高専・名取キャンパス」
オフェンス・ロボットの前で邪魔する戦略もある。

しかし、オフェンス・ロボットの目の前で邪魔をすると、パスをする為に射出されたボールが当たってディフェンス・ロボットが負けることもある。
オフェンス「岐阜高専」 ディフェンス「沖縄高専」
ディフェンス・ロボットが、オフェンス・ロボットのパスしたボールをノーバウンドで捕球(インターセプト)するとオフェンス側の競技時間が一気に30秒減るというルールもある。
オフェンス「有明高専」 ディフェンス「福島高専」
ディフェンス・ロボットを避けてパスボールを出そうとするオフェンス・ロボットとの押し合いガチンコ勝負になることも。
オフェンス「金沢高専」 ディフェンス「小山高専」 
使用できるボール数には4個という制限があり、オフェンス・ロボットにも1度に1個ずつ投げるタイプと、2個投げられるタイプがある。
1球ずつだけれど高い位置からディフェンス・ロボットの上を越えて、確実に狙っていく“北九州高専”のオフェンス・ロボット。

低い位置からローラーの強い力で真っ直ぐに1球ずつ飛ばす“福島高専”
今回のオフェンス・ロボットの中で一番柄が小さくコンパクトだとか。

ブルーのシート(布)にボールを包んで、シートの両端を勢いよく引っ張ることでボールが飛び出していく“包んでポン”システムの“小山高専”
言われてみれば…と思うものの、そんな投球方法は全く思いもよらない。

安定感のある2つのアームで2球同時に投げるので、ディフェンスしにくい“仙台高専”
投げるスピードも速く、飛ぶのも正確。

4枚のローラーを使って、状況に応じて上下・左右に2球を同時に投げられる“岐阜高専”

ディフェンス・ロボットは、レシーバーに飛んでくるボールが見にくいように黒・銀などの色が付いたもの、ボールを受けやすい網のものなどが多く、雰囲気は似たものが多かった。
同じ黒でも、“茨城高専”のディフェンス・ロボットは相手を威嚇…いやおちょくってる感のある顔付き。
これが結構よく動く。

2回戦まで終わるとベスト8が出揃い、ここで少し長めの休憩が入った。ここまで見てきて感じたのは、今回は勝負が早いということ。スタートしてからレシーバーにパスするまでに10秒掛からないチームが幾つも出てくる。瞬き禁止の目が疲れる大会だ。
家人が一服しに喫煙所へ行くというので、その間に毎度お世話になっている友人に久し振りに会えた。以前はロボコン出場チームの指導教員だったので大会の時も忙しそうだったが、近頃は一般の応援教員の一人なのでそういう意味では楽になったようだ。同じ歳でもあるし、教育者で研究者である彼という人間について尊敬とか憧れみたいなものもあるので、もう少し交流できたらと思うのだが住まいも立場も離れているので叶いにくい。

休憩が終わって準々決勝が始まると、まるで今まさに大会が始まったかのようなライトアップから始まる。
テレビ用のオープニング映像を撮影しているとしか思えない。

準々決勝からは、攻守交替の時間にチアリーディングが入る。アメリカンフットボールの試合っぽくしているのだろう。
ハーフタイム自体が短時間とはいえ、アメフトの試合よりも断然短い時間ですぐに入らなければならないので大変そうだった。

決勝は、まるで東北大会のように仙台高専(名取キャンパス)対福島高専。
素速い移動や正確なパス、ディフェンスの仙台と、低い弾道ながら正確に強いパスを送るオフェンスと大会唯一ディフェンス・ロボットのインターセプトに成功している福島高専の対決は、早さで仙台の方が有利か。

先攻は福島。
オフェンス・ロボットの強烈なパスで仙台のディフェンス・ロボットを弱らせてからの攻撃になるものの決め手に欠ける。

後攻の仙台。
予想通りのオフェンス・ロボットの速さと、福島高専のディフェンス・ロボットの展開がこれまでになく遅れてしまい

優勝を決めるタッチダウンパス成功。

仙台高専(名取キャンパス)は、試合での“優勝”というだけではなく、ロボット自体のアイデアや性能など全てを総合した上で決められる“ロボコン大賞”のダブル受賞となった。
大会の模様は、12月11日(日)午後4時~午後4時59分にNHK総合テレビで放映予定。
(各地方大会の模様も11月28日~12月7日の深夜帯に放映予定とのこと。)


秋葉原へ移動して漫画の新刊を揃えたり、食事をしたり。
UDXビルのクリスマスイルミネーションはまだだったが、仮面ライダーツリーと戦隊シリーズツリーが立っていた。
戦隊シリーズツリーは、何故かライトが点いていなくて淋しかった。