契丹展

2012/09/13

芸術鑑賞

夏の最高気温を観測する時間帯の14時40分頃にJR上野駅に着いた。数ヶ月ぶりに電車に乗っての外出は、現在の私にとって少しばかり不安があったが、公園口の改札にいた友人の顔を見て、そんなものは消える。
公園口を出て、上野公園へと向かう。猛暑でも人は多いものだ(その内の2人)。丁度あちこちの美術館でそれぞれ目玉展示があることや、夏休みに合わせて始まった展覧会がそろそろ終わりということもあるだろう。
公園を抜けて国立博物館の前の道をもう少し北へ。
おお、何か立派な門が現れたよ。
本日は友人に付き合って貰って、ここ“東京藝術大学”の大学美術館を訪れた。
現在ここでは17日(祝)まで、日中国交正常化40周年記念特別展で“契丹”展が開催されている。もっと早く来る予定にしていたのだが、私の体調が悪くて今頃になってしまった。
“契丹(キッタン)”(遼 王朝)というのは、10世紀初頭に広大なモンゴル草原で生まれた遊牧民を主体とする強大な王朝で、滅亡までの200年間自身の文化を保持しながらも、宋を初めとして周辺諸国との活発な交流を行った。
という説明がある。
この契丹の遺跡から出土した品々が今回展示されている。

今回の目玉は何といっても、トルキ山古墳から出土した“彩色木棺”
(写真は買ってきたポストカード)
これが棺だというのだから驚きだ。友人が“御神輿みたいだ”と言ったが、全くその通りだと思う。神輿だとか山車だとか、そんな華やかなイメージ。

これは、同じトルキ山古墳から出土した鏡と鏡箱。
前出の棺にしてもそうだが、年代は10世紀だという。1000年も前にこういうものを作る技術があり、またそれが現存しているというのが凄いと思う。

仏教文化も盛んであったようで、私の好きそうな
こういうようなものも展示してあって楽しんだ。

他の方のブログで、どうやら大学の食堂を外から来た人間も利用できるらしいことが書いてあったので、試しに入ってみた。本当に、どう見ても学生ではない方々が休憩していたので私達も混じってアイスコーヒーで休憩する。
のんびりできて、何か懐かしい感じに浸れた。

ところで、上野公園界隈はせいぜい東京国立博物館か東京都美術館辺りまでしか訪れたことがなかったのだが、そこから藝大までの間にも興味深い建物を眼にすることができた。デジカメが故障中で携帯電話のカメラでの撮影になったことが実に悔やまれる。
“旧東京音楽学校奏楽堂”
東京音楽学校というのは、現在の東京藝術大学音楽学部の母体となった学校。奏楽堂は現在も練習に使われたり、特別な演奏会や普通に見学もできるのだそうだ。

それから、一度見ておきたいと思っていた建物も偶然通りかかった。
思わず友人を引き留めて、横断歩道の向かい側へ渡る。
かつて使われていた京成本線の“博物館動物園駅”こんな所にあったのかー。
お目にかかれて光栄です。


上野駅構内や周辺を歩く人が時折持っている紙袋が気になっていたのだが、
何やら列ができている店を友人と眺めた時に、その店の物だと判る。

有名な“ひよ子”の会社でやっている“餡舎ひよ子”という上野駅限定の大判焼きの店らしい。ひよ子の焼き印の付いたものもあるのだが、パンダの焼き印の付いたカスタードクリーム入りを買ってきた。
いや、ホントに焼き印だけなんだけど、何か上野土産っぽくて嬉しいじゃない。
皮もクリームもほどよい甘さで美味しかった。