びわ湖・長浜のホトケたち

2016/07/06

芸術鑑賞

湿度は高かったが、薄曇りで歩くのにラクかなあと思って出てきたのに、上野に着いて歩き始めたら陽射しが覗いて暑くなってきた。
今日は、上野の東京藝術大学の美術館を訪れた。

“観音の里の祈りとくらし展Ⅱ びわ湖・長浜のホトケたち”

滋賀県長浜市というのは琵琶湖の北側に位置し、湖北とか奥琵琶湖といわれる地域になるらしい。
古くから観音信仰が続き、平安時代に遡る観音像が今も住民に大事にされているのだそうだ。この地域を“観音の里”と呼んでいる。
大阪出身の家人に言わせると、琵琶湖の北側というのは交通の便が悪く、すごい田舎という印象の場所のようだ。
勿論、私もそういう場所に詳しいわけもなく、いとうせいこう氏とみうらじゅん氏の“見仏記”書籍とDVDで見聞きしたことがあり印象的だったので覚えていたという程度だ。
夏の美術展を調べていた時に見つけて“ここって見仏記で山の集落の集会所みたいな所へ見仏に行った所では”と思い出した。展覧会は昨日から8月上旬までなのだが、ネットやTVで取り上げられて混雑するのが怖いので、早目に行くことにしたのだった。

約50体の仏像が所狭しと立ち並び、ほとんどが間近で拝めるのが素晴らしい。しかも保存状態が良いのか、日頃から大事にされて磨かれたりしているのか、劣化のほとんど観られない像もある。
是非お目に掛かりたいと思っていたのは“千手千足観音立像”(図録より)
近くで見ると、足の指もちゃんと表現されている。
千手観音というのは多々あれど、“千足”というのはこの仏像以外知らない。“TV見仏記”で観て足のみならず、お顔もとても印象的だったこの仏像が今回展示されるというのを事前に展示目録で観て、これは何としても会いに行かねばと思ったのだった。

思ったよりも人が訪れていたので“仏像ブーム”は未だ健在なのかなあと思ったりしたのだけれど、ブーム関係なく好きな人というのは元々多いのかもしれないとは思う。
結構読みどころも多いので購入して来た図録。
丁度、部屋の灯りが当たって右上が白塗りで消したようになってしまったが、ここには“長浜市・東京藝術大学 大学美術館”の文字がある。

入場時に展覧会用に作られた素敵なクリアファイルを手渡された。
中には観音の里・長浜の観光案内やアンケートハガキが入っていた。
気合い入っているなあ……行ってみたいけれど遠いなあ。

とにかく、いいものを観た!という興奮と沢山の仏に癒される気持ちと両方を抱く展覧会だった。


帰りがけに上野公園で見掛けた花に魅かれて写真を撮った。 

膝丈くらいの高さで咲いているので見逃しそうな感じなのだが、ちょっと夏を感じさせる色合い。
時計草みたいな花だなあとか思って帰ってきてから調べたら“ヒペリカム ・ヒデコート(ヒドコート)”という花だった。セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)ともいうのだそうだ。
ちなみに時計草とは種類が違った(花とか全く詳しくない)。


そういえば、先頃“TV見仏記”の15周年記念盤が発売されて、発売日から大分遅れて購入した。
4Kカメラで撮ったりしていたのに、ようやくBlu-rayで発売らしい。

限定版の付録が特製朱印帳で妙に感動した。
みうらさんのイラストが刺繍されてる……