練馬区立美術館

2017/07/07

芸術鑑賞

まあ、沿線というべき場所で育ったものの、西武池袋線中村橋という駅は初めて降りたと思う。
駅から見えるような位置に“練馬区立美術館”はある。
練馬区立美術館のマスコット“ネリビー”。 コンセプトみたいなものが解りやすいデザインでいいと思う。
庭がオブジェによる動物園になっている。
この熊が実にデカい。そして、フッサフサ。
子供を連れて遊びに来るには良さそうな感じ。
大根の馬は、よく見ると顔の辺りから水が滴っていた。クッソ暑い時期には涼しげでいいのだけれど、滴る水が何を表現しているのだろうなあとか考えるのは余計な事なのか、俗っぽいのかアート的頭脳が足りないのか。
2匹の猫の表情は実に癒される。
ベンチを兼ねていると思うのだが、何となく座るのが憚られる。

友人に誘われて“太齋春夫展”を見に来た。
生誕110年とのことだが、誘われるまでこの画家のことは知らなかった。
1907年に仙台で生まれ、東京美術学校を卒業後に漆の研究をするようになり、漆を工芸から絵画へ活用して作品を残した。
1944年、前年に応召を受けた中国湖南省で37歳の若さで戦死する。
展覧会のポスターやリーフレットに使われている計6枚のモザイク絵“貴婦人像”は、上野松坂屋から発注されたものだが、使われないままに出征したとのことだ。
漆を塗ったアルマイトによるモザイク絵は、サイズも大きくてとても綺麗だった。これが使われずに世に出なかったのは勿体なかったなあと、しばらく眺めていた。
漆というと漆塗りの器などの工芸品しか思いつかなかったのだけれど、絵の具として漆を使った絵画は深くて渋い色合いが独特で興味深いものだった。


美術館を出てから、中村橋の駅に程近い洋菓子店に寄って休憩した。
“どんぐりの木”という店は、オーガニック食材にこだわったスイーツの店としてテレビや雑誌などで紹介されたことのある店らしい。
ここならではの野菜を使ったスイーツなどもあったのだけれど、基本のシュークリームを戴いた。
濃厚でしっかりした感じだけれど、甘味は控えめなカスタードクリームが美味しかった。