もう少し後で行こうか迷ったのだけれど天気も良かったし、やたら混雑している様子だったら門の前で踵を返して買い物だけして帰ればいいかなと思いながら家を出た。
入場していく人の流れが思った程ではなかったので、私も後に就いて東京国立博物館へ入場する。
先月中旬から開催中の“仁和寺と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝ー”を観に来た。
先月来ようか非常に迷ったのだが、会期の前半と後半で一部の展示物に入れ替えがあり、後期の展示物で是非観たいと思う仏像があったので、後期の方が混雑しそうな気配だったが前期には観に来なかったのだ。勿論、前期のみ展示で観たいものもあったのだが両方観に来るには美術展の入場料は結構お高い。
京都にある仁和寺のみならず、仁和寺を総本山とする御室派の寺院から秘仏や本尊が展示されている。
(リーフレットの写真)
仏像だけでなく、真言密教の仏具なども多く展示されていて私個人的には嬉しかった。
また、仁和寺が所蔵する、空海らが中国(唐)で経典を書写して持ち帰った“三十帖冊子”(国宝)という書も展示されている。書は良さというか難しくて読めないものが多く、あまりまじまじと観ないことが多いのだけれど、かの空海の書ということでいつもよりは真剣に観た。
個人的に、これは素敵だなあと特に見入ってしまったのは、大阪・道明寺の本尊、十一面観音菩薩立像。
一木彫像と思えないほど細やかで、肌の質感などに何となく色気も感じる美しさだった。
仁和寺の観音堂が普段は非公開の御堂なのだそうだが、会場に観音堂の安置仏33体と壁画の写真を使って内部を再現し、会場内で唯一そこが写真撮影OKだった。
そりゃまあ、凄い混雑になっていた訳だけれど。
これですもの、じっくり拝ませて戴きたいし写真も撮りまくってみたくなりますわ。
上手く言えないのだけれど、正面から観るよりも側面や背面が拝めることの方が本物感があるなあとか思ってしまう。
さて、“後期の目玉”となっていたのが、 大阪・葛井寺(ふじいでら)の本尊“千手観音菩薩坐像”(国宝)
(御尊影セット2種類の内の1つを購入)
これもまた秘仏であり、なかなか拝めるものではないのだそうだ。
千手観音像は一般的には本当に千の手を持ってはいないものなのだが、この像は大小合わせて1041本の手が実在している。遠くから拝むと手というより光背だ。
前からだけでなく横や後ろから拝ませて戴いて、ああそうか流石にこんなに沢山の手が直に身体に繋がっている表現は無理なんだなとしみじみした。それでも迫力満点で語彙不足を感じつつも“凄い”の一言しか出ない。
グッズという言い方には語弊があるかと思うが、今回の展覧会に合わせて仁和寺の限定御朱印が授与されていた。
4種類あり、それぞれがきれいなパッケージに入っている。勿論御朱印は手書きのものでいわゆる書き置きを戴くイメージ。
だが、この御朱印に僧侶から直接今日の日付を入れて戴ける時間帯がある。
近頃は御朱印を戴ける仏教系の展覧会も時々あって、お参りしないで御朱印だけ戴くのは如何なものか(私個人の気持ち)と思っていたのだけれど、眼の前で一筆入れて戴けるのを見ていると感無量。
4種全てに入れて戴きありがとうございました。
ちなみに、その昔、京都・仁和寺をお参りしてお願いした御朱印。
年越しを京都で過ごし家人実家に行く前にお参りしたのも、もう16年前になるのか……
ああ、いいものを拝んできたなあとしみじみしつつ上野駅の麻布茶房のクリームあんみつセットで一休み。
チョコ買って帰らなくちゃなー(一気に俗世界に戻る)。
入場していく人の流れが思った程ではなかったので、私も後に就いて東京国立博物館へ入場する。
先月中旬から開催中の“仁和寺と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝ー”を観に来た。
先月来ようか非常に迷ったのだが、会期の前半と後半で一部の展示物に入れ替えがあり、後期の展示物で是非観たいと思う仏像があったので、後期の方が混雑しそうな気配だったが前期には観に来なかったのだ。勿論、前期のみ展示で観たいものもあったのだが両方観に来るには美術展の入場料は結構お高い。
京都にある仁和寺のみならず、仁和寺を総本山とする御室派の寺院から秘仏や本尊が展示されている。
(リーフレットの写真)
仏像だけでなく、真言密教の仏具なども多く展示されていて私個人的には嬉しかった。
また、仁和寺が所蔵する、空海らが中国(唐)で経典を書写して持ち帰った“三十帖冊子”(国宝)という書も展示されている。書は良さというか難しくて読めないものが多く、あまりまじまじと観ないことが多いのだけれど、かの空海の書ということでいつもよりは真剣に観た。
個人的に、これは素敵だなあと特に見入ってしまったのは、大阪・道明寺の本尊、十一面観音菩薩立像。
一木彫像と思えないほど細やかで、肌の質感などに何となく色気も感じる美しさだった。
仁和寺の観音堂が普段は非公開の御堂なのだそうだが、会場に観音堂の安置仏33体と壁画の写真を使って内部を再現し、会場内で唯一そこが写真撮影OKだった。
そりゃまあ、凄い混雑になっていた訳だけれど。
これですもの、じっくり拝ませて戴きたいし写真も撮りまくってみたくなりますわ。
上手く言えないのだけれど、正面から観るよりも側面や背面が拝めることの方が本物感があるなあとか思ってしまう。
さて、“後期の目玉”となっていたのが、 大阪・葛井寺(ふじいでら)の本尊“千手観音菩薩坐像”(国宝)
(御尊影セット2種類の内の1つを購入)
これもまた秘仏であり、なかなか拝めるものではないのだそうだ。
千手観音像は一般的には本当に千の手を持ってはいないものなのだが、この像は大小合わせて1041本の手が実在している。遠くから拝むと手というより光背だ。
前からだけでなく横や後ろから拝ませて戴いて、ああそうか流石にこんなに沢山の手が直に身体に繋がっている表現は無理なんだなとしみじみした。それでも迫力満点で語彙不足を感じつつも“凄い”の一言しか出ない。
グッズという言い方には語弊があるかと思うが、今回の展覧会に合わせて仁和寺の限定御朱印が授与されていた。
4種類あり、それぞれがきれいなパッケージに入っている。勿論御朱印は手書きのものでいわゆる書き置きを戴くイメージ。
だが、この御朱印に僧侶から直接今日の日付を入れて戴ける時間帯がある。
近頃は御朱印を戴ける仏教系の展覧会も時々あって、お参りしないで御朱印だけ戴くのは如何なものか(私個人の気持ち)と思っていたのだけれど、眼の前で一筆入れて戴けるのを見ていると感無量。
4種全てに入れて戴きありがとうございました。
ちなみに、その昔、京都・仁和寺をお参りしてお願いした御朱印。
年越しを京都で過ごし家人実家に行く前にお参りしたのも、もう16年前になるのか……
ああ、いいものを拝んできたなあとしみじみしつつ上野駅の麻布茶房のクリームあんみつセットで一休み。
チョコ買って帰らなくちゃなー(一気に俗世界に戻る)。
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