打ってきた

2021/07/15

日記

いや違うな、打たれてきたという所か。
新型コロナウイルスのワクチン接種が高齢者からジワジワと浸透してきて、基礎疾患のある層にまで来た。
恥ずかしいことに生活習慣病的な方の糖尿病なので、一般の皆さんより先に受けられることになった。受けられることになったものの身近な開業医や病院ではかかりつけ患者のみの受付という所が多く、申し込みにちょっと出遅れたら、同じ市内でも凄く遠いとか、遠くても駅から近ければいいが、車じゃなければとても行けない場所なのに住宅街の細い道の奥でしかも駐車場が凄く狭いとか、自治体の大規模接種会場は期間が短くて2回目難民になりそうとか、なかなか悩ましい状態が続いていた。
それでもキャンセルが出るのかワクチンの追加供給があるのか、時々ネット予約システムに新たな予約枠が出てくるので毎日予約システムと睨めっこしていた。
そして、決して近くではないが鉄道の駅から歩いて数分の開業医に1回目も2回目も予約が取れた。鉄道の駅近に拘っているのは、私はMT車に乗っているので、万一接種した左腕(車のギアチェンジやサイドブレーキを扱う)に早くに影響が出てきたら運転が怖いなと思っていたからだ。
予約が取れた時間帯は16時からという夕方だったが今の季節は暗くもないし、午前中に色々家事を片付けて晩ご飯の準備までして行こうと思っていた。
しかし、数日前に予約した医院から電話があって“朝8時半に変更できませんか?”との連絡。
いやいや、普段夜2時に就寝(しかも寝付きが悪い人)、7時40分起床で家人が出かけてから8時過ぎに朝食の生活、それはちょっと……と渋ると10時とか10時半でもいいと言われて、10時半でお願いした。
注射嫌いの私の気持ちのように幾らかどんよりとした空の下、医院の最寄り駅に着いた。
子供の頃から注射が嫌いで(子供の頃は普通か)体調が悪くて医者に行ったのに注射と言われた途端に診察室を飛び出して医院の外まで走って逃げたと、大きくなってからも母に言われた。学校で行う予防接種では怖くて青ざめて最後尾に回されたりした。
イイ歳の今でも、2ヶ月毎に病院で採血があるのに腕だけ出して絶対に針を刺している所は見ない。
先端恐怖症という程ではないと思うのだ。フォークの先だって裁縫の針の先だって別に怖くはない。手縫いで指に針を刺すことなど幾らでもあって、血が出たってどうということはない。
ただ、注射が何かコワイだけなのだ。
何でワクチン接種のニュースで、毎回毎回あの長くて太い針が腕にぶっ刺さる所をアップでジックリ見せる必要があるのだろうか。赤の他人が注射されているのを見るのも嫌だ。
よし、花でも観て落ち着こう(駅の近くの空き地に咲いていた)。
住宅街の中の開業医なので、普通の患者とワクチン接種とで待合室は結構混んでいた。
数人ずつ呼ばれて診察室へ。持ってきた、お薬手帳と最近の血液検査の結果を老医師に見て貰い、
「はい、ちょっとチクッとしますよ。」
チクッともしない。全然痛くない。針が抜かれたのも判らない。
15分程度院内で休憩してから帰ってくださいと言われて、自分の後の人達が診察室へ案内されるのなどを眺めながら過ごした。
幸い、身体に何の変化もなく、受付に御礼だけ言って医院を後にした。
午前中に終わったので、昼からダラダラと落ち着いて過ごせたのは良かった。別に腕も痛くないし、何だ、心配し過ぎちゃったかなー。
夕方になり茶でも淹れようと台所の換気扇のスイッチを押すために左腕をいつものように上げたら
ピキーン!
と、二の腕から肩に痛みが走る。もしや、これがアレか。
その後、何もしなくてもずっと二の腕に鈍痛がある状態まで悪化し、右は五十肩、左はワクチン肩という始末。
ああ、そうか、副反応とかちゃんと出るものなんだなあ。