上野の国立博物館へ出掛けた。
先週から始まった2つの展覧会を観るためだ。
上野公園にはイチョウの木が多く沢山の木にギンナンが鈴なりで、しかもそれが大量に落ちているので駅前から避けて歩くことは叶わず、凄いギンナン臭の中を踏みしめて歩いた。
薄曇りだが、今日も表慶館は美しい。そして初めて表慶館に踏み入ることになった。
表慶館は明治期に当時の皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して建てられた、日本で最初の本格的な美術館とのこと。
時々展覧会が開催されているのだけれど、観たいと思う展覧会の開催と個人的なタイミングなどが合わなくて、今日まで入館したことがなかったのだ。
“横尾忠則 寒山百得展”中国・唐の時代の伝説的な2人の詩僧、寒山(かんざん)と拾得(じっとく)は、その奇行ぶりから多くの画題や文芸作品の題材として残されているのだそうだ。
そして、新型コロナウイルス感染症流行下に俗世から離れたアトリエで、横尾忠則が独自の解釈で寒山と拾得の姿を描いた102枚の作品を一挙公開というのがこの展覧会だ。
会場内は全て撮影可ということだったので『これ好き、いいな、』というものを撮影してきた。
絵画で表現される寒山は経巻を開く姿、拾得は箒を持つ姿が描かれているそうだが、横尾忠則の寒山はトイレットペーパーのロールを持っている。
また、絵によっては拾得の持っている箒が掃除機だったりする。
横尾忠則の描く寒山と拾得の旅路は、どの画面からも2人が“楽しそう”な姿が伝わってきて、観ながら私も笑顔になった。
いい機会だったので、表慶館も楽しんできた。
はぁ~、こういう建物は大好物。
表慶館を後にして、本館へ移動する。
“京都・南山城の仏像”
が開催中だ。
京都の最南部木津川流域の、南山城と呼ばれる地域に多くの貴重な仏像が伝わる。
平安時代に九体阿弥陀(9段階の極楽往生に関わる9体の阿弥陀如来像)を造ることが流行したが、9体の群像として現存する唯一の浄瑠璃寺(京都府木津川市)の九体阿弥陀の修理完成を記念して、南山城に伝わる仏像を展示するという企画がこの展覧会だそうだ。
もちろん、こちらは写真撮影ができないので、リーフレットと物販コーナーで購入してきた御近影。
“千手観音菩薩立像(京都・寿宝寺)”“十一面観音立像(京都・禅定寺)”
“多聞天立像と広目天立像(京都・浄瑠璃寺)”
多聞天と広目天も、1体ずつにして欲しかったな。何故2体を1枚に載せた……
展示されている数は少なかったものの、派手じゃないけれど迫力があってカッコいい印象のものばかりで見甲斐(拝み甲斐)があった。
同じ敷地とはいえ、2つ美術展を観ると結構疲労を覚えるお年頃。
上野駅の中の“みはし”でクリームあんみつを食べて帰ってきた。
横尾忠則の物販コーナーで見つけて思わず買ってしまったグッズ。
ブラインドボックスなのでどれが出てくるか判らないが、全く同じものが並んではいないだろうと、隣り合った2箱を購入。
やったーヽ(゚∀゚)ノ
“BLACK弥勒”
黒の弥勒は肉眼では造形がサッパリ判らなかった。
ストラップにしては重すぎる。仏像ミニフィギュアと一緒に飾ろう。


































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