ベランダの物干し竿に干していたものを片付けながら、視界の端に入っている向かいの空き地に違和感を覚えて手を止めて眺めた。
用水路の土手に何か蠢いている!
鳥ではない、人でもない、犬猫でもなさそうだ。タヌキにしてはズングリしている。
竿から外したものを一度部屋に入れてからベランダへ戻ると、件の生き物が用水路の水の中に入ったのを見て、慌てて一眼レフカメラを持ってきた。
カメラの充電池が切れていてゴソゴソしている内に陸に上がっていたが、おまえはイノシシじゃないか。
地元警察からのお知らせメールで、近い住所でのイノシシの目撃情報や注意喚起が届いたりしていたが、ホントにいたんだな。
水際の土や生い茂る草の根元を掘り返したりしているかと思えば、
水の中に入って、底の泥や草木の根元に鼻を突っ込んだり。
大きさは成獣ほどはない印象で、ウリ坊と呼ばれる程は小さくはないが子供に近いのではないかと思われる。
私が眺めている間に、この空き地の手前にある道路を犬の散歩をしている女性が2人ほど通ったので、連れている犬が気付いて吠えたりするのだろうかと思ったが、全く気付く様子もなく通り過ぎていった。
1人、飼い主の方が気付いて立ち止まって遠巻きに眺めていたが、イノシシの方も特に気付いた様子も逃げるそぶりもなかった。
《追記》
11日、12日は見掛けなかったが、13日は同じような昼前の時間帯に現れて、土手や水の中の泥をかっぽじっていた。
やはりこの界隈に棲み着いているのだろうな。







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