筑波山神社

2013/05/04

寺社


昼に起きて、いつも通りの遅い出発。行きの運転は私。常磐道も土浦北ICを下りてからも非常に順調だったのだが、さすがに筑波山の麓まで来ると一気に混み出す。信号もないのに時折ジワリ…と動く。とにかく駐車場が満車状態。朝から来ていた人が帰る車もたまには山を下りてくるので、そこに入れる人が出て来ると動くという状況。
これは、MT車にはキツい作業である。何たって、AT車でも車種によってはほんの少し下がってから上り出すくらいの急坂だ。時折1台分ずつくらい動く中、登山用の杖を持ち、リュックをしょった徒歩の人達に抜いて行かれる。
しかし、これじゃあもうすぐ車の入れる一番上まで着いてしまうよ!とドキドキし始めた時、一つの駐車場から車が出て来るのを見逃さず、運転席の窓を開けて案内の人にアイコンタクトw駐車場に入れず上からUターンしてきた車を入れずにウチの車を入れてくれた。ありがとう!

そして、筑波山神社の入口付近に着いたのは16時頃。

これは“御神橋”というのだそうだ。4月と11月の1日執り行われる春秋の“御座替祭”と2月10、11日の“年越祭”に参拝者の渡橋が許されるとある。そういう時に来てみたいが、なかなか混むのだろうなあ。というか、もう来年までないな。

立派な造りの、色は地味目だがやはり山岳信仰とのイメージの合う楼門を抜ける。
門の両脇は、倭健命(やまとたけるのみこと)と豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)が守る。

こういう装飾も木目が出ていて渋くて格好いい。

拝殿に向かって急な階段を上る。
向こう脛をぶつけたら、大層青くなることだろう。
で、また、この拝殿の鈴が大きくてインパクトがある。

今日は男体山の山頂にある男体山本殿を目指すのが目的だった。数年前、紅葉を観に女体山へロープウェイで行った時には、女体山頂の女体山本殿で御朱印を戴いた。
それよりも前、何年も前に筑波山へ来た時にはもっと遅い時間だったので、筑波山神社拝殿の御朱印を戴いたのだが、その頃は朱印帳を寺院用と神社用に分けていなかった時で、京都の東寺で戴いた朱印帳に押して戴いていた。だから、今日は神社用の朱印帳に改めて拝殿の御朱印と、男体山の本殿をお参りして御朱印を戴くのが楽しみだったのだ。

ケーブルカーが丁度出発してしまった所だったので、待合所で眼下の風景を撮る。
やっぱり米どころだなあ。

さて、下山者を乗せて降りてきたケーブルカー“わかば号”で山頂駅を目指す。
これも2度目なので、今日は赤ちゃんを連れた若い夫婦の前に座らせて戴いて、のんびり山登り(他力)を楽しむ。
山頂駅に着いて、久し振りに来たね~などと眺めていると、その人の多さにビックリする。大体、既にケーブルカーで下山する人の列が女体山方向にまで伸びているのだから。
それでも、頂上本殿を目指す前に景色を眺めて見たり人を眺めてみたり。
男体山頂まで(約)300mか…まあ、それくらいなら“岩場などがあって登るのが結構大変だった”という仕入れておいた先人のブログによる前情報だが登れないこともないだろう。勿論、滑りにくい靴にデイパック、長袖タートルネックのTシャツにフランネルのシャツを重ね、その上からパーカーを羽織り長ズボンという装備で来たのだけれど。
行くぜ!

初めの内は木の階段があって、山道を彩る野の花などを眺めて撮る余裕があった。
しかし、行けども行けども山道は続く(軟弱者である)

そしてこんな状態の場所にも出くわすこともあった。

あとどれだけ登ればいいんですかね、陽が落ちてきたんだけど…などと思っていると
おおっ、“男体山頂”の看板。もうすぐなのか?!と看板が指し示す方向を見た我々に立ちふさがったのは
( ゚Д゚)ハァ?
丁度ヨロヨロ降りてくる下山者がいたので、その人達が無事下りるのを待ってから岩場を登り始める。
(決してローアングルでミニスカート(近くで見たらキュロットだった)少女の写真を撮っていた訳ではない。)
「これは軍手とか、そういう手を守るものも必要でしたな。」
などと軽口を叩きつつ、本当は心臓がバクバクしながら、場所によっては岩を手で掴んで少しずつ登っていく。途中、本当に危なそうな所には掴んで上る為?のロープが張ってある所もあった。

見えた!本殿のシルエット。ちなみに黄色の花の写真を撮った頃からここまで10分程度なのだが、とても10分だったとは思えない疲労感。

取りあえず山頂の看板に到着~。

そして、もう少し登った所に本殿と御守りなどの授与所があって、そこで御朱印を…
あれ?
伊弉諾尊(イザナギノミコト)を祀る本殿で自分達のこれからと今日の旅路の最後までの無事を祈り、またここまでに感謝し、狭い辺りをうろつく。
ショックのあまり写真を撮り忘れたのだが、本来なら御守り等授与所である筈の建物のシャッターが下りている。
今日は開けていなかったのか?いや、この連休に開けていないわけがない。現に周囲の木々に新しそうな“おみくじ”が結わえ付けてあるのだ。もしかして、時間が遅いから閉めちゃった?
神様、あんまりです…
等と思いながら、筑波山男体山頂からの景色を茫然と眺めるのだった。

しかたない、下山しますかと来た道と反対側へ回ると、心魅かれる建物が。

私は廃墟マニアとかそういうのではなく、古い洋風のアーチ型の入口だとか丸い窓だとかに魅力を感じる方だ。
後から調べてみたら、これは“筑波山気象観測ステーション”という筑波大学の施設として使われているものだそうで、元々は日本初の山岳測候所だったのだそうだ(詳しくはググれ)。

伊弉冊尊(イザナミノミコト)を祀る女体山頂を眺めてから下山に入る。
あの岩場を下山するのは運動不足の塊である私には至難の業で、下山中に写真を撮る余裕など全くなかった。

さて、ケーブルカーの山頂駅のある御幸ヶ原まで下りてくると、まだまだケーブルカーを待つ人の列。
駅の表示を見ると、行きには18時までとなっていた運行時間が19時までに延びていたので、家人とソフトクリームで一休憩。
それからまだ、あそこまで登ったんだねえ…などと、うらめしそうに男体山頂を眺めたり、
陽の沈む山の端を眺めたりしながら、長蛇の列の最後尾に並んだのだった。

それから30分くらいして、ホームの中に入れて貰える。
しかし、まだケーブルカーは上ってこない。

あ、きたきた!
空っぽで来るかと思ったのに、乗客が一組いて“帰りは大丈夫なんだろうか…”などと心配しつつ、下りに乗り込めたのは並び始めてから約50分後くらい。

いやー、ゴールデンウイークってヤツですな。
お疲れ様でした。

さて男体山本殿の御守り授与所なのだが、拝殿の横にある社務所で尋ねた所
「4時(16時)頃までは神職がいた筈なのですが、その後に引き上げてしまったのですよー。」
とのこと。スミマセン、その頃ようやく下の拝殿前に到着しました。
訊けば、上の授与所は毎日神職がいる訳ではなく、平日は開けていない日もあると仰る。土日なら16時くらいまでに行けば大丈夫とのこと……平日なら1人で電車とバスを乗り継いで早めに行けるのになあ。
右は下の拝殿で戴いた御朱印。この左側に男体山本殿の御朱印が並ぶ筈だったのになあ…と、もっと早めに出掛けるべきであったと自分の先読みの弱さが悔やまれる。

〈追記〉忘れてた。筑波山神社の本殿で引いた“おみくじ”
“大吉”には、しばらく縁がなかったので、ビックリ。しかし、一番気になる
“病気(やまい) 気に病むな、治る”って……強く生きるよ。