深大寺の初詣

2014/01/23

寺社

私の運転で、両親と3人で久し振りに調布にある“深大寺”へ来た。
父が助手席、母が後部座席。そういえば、この車になってから後部座席に人が座ったのは初めてだ。
母は“広いわねー”“ディーゼルなのに静かねー”と結構楽しんでくれたようで良かった。

いつも駐めている駐車場は境内にごく近いので行動しやすい。
それにしても全くの平日だというのに、何と参拝客というか観光客の多いことか。しかも明らかに他国の言語が飛び交っている。

元旦に、いつも行く神社へ行ったら物凄い参拝客の列でとても並ぶ気にならないので、正月限定の縁起物だけ授かって、お詣りをしないで帰ってきてしまったのだそうだ。
だから今日が今年の初詣とのこと。
私にとっては“深大寺の”今年の初詣で。

いつも立派な鯉が泳いでいる池の前に、いつの間にか

こんな立て看板が。時々訪れている両親も初めて見たという。
某局の朝ドラのおかげで深大寺も人が増えただろうから、こういった掲示も増やしているみたいで、名物?の樹木などにも以前はなかった説明文などが増えていた。

本堂の横に位置する“元三大師堂”をお詣りする。

厄除けの元三大師をお奉りする寺院というのは深大寺くらいしか知らなかったのだけれど、あちこちの寺院をお詣りして歩くようになってから、結構お奉りしている寺院があることを知った。
それにしても、
こういう“当たり前”に思うようなことを掲示しないといけなくなってしまったんだなあ…というのも少し寂しい気持ちになる。

元三大師の魔除け(降魔)札を戴いてきた。
昔は貼り方の説明とかなかったような気がするなあ。
家の玄関先(マンションのそこそこ高層階)に貼ったら、強風で剥がれてしまうだろうか。それとも近所の子供が怖がるだろうか(それは別に構わないけど)。

釈迦堂の“白鳳釈迦如来倚像”は、時々どちらかへ出張されていることがあるのだけれど、今日はいつもの場所で穏やかに微笑んでおられる。
この御堂はガラス張りになっていてガラス越しに拝するのだけれど、ガラスに陽の光が当たったりしてよく見えないといけないので、向かい側に光を遮る格子があったりして実に工夫されている。

この毘沙門天は厨子も華やか。
とにかく、ここの釈迦堂は内部全体が明るくて色遣いの綺麗なものが納められているので、気持ちも明るくなる。

“不動の滝”からは今日も綺麗な水が流れ落ちている。
マイナスイオンだとかそういうのはイマイチ信用していない所があるのだが、水辺ってのは空気が澄んでいて落ち着く場所だなあと思う。

さて、丁度お腹も空いたし時間もいいので、蕎麦タイム。
ここ“門前”と向かい側にある“嶋田屋”が古株の蕎麦屋で、交通の便が悪かった昔は2階に宿泊もできたのだそうだ。きっと嶋田屋もそうなのだろう。
子供の頃から深大寺には家族で、お詣り→蕎麦(→昔はニジマスの釣り堀)という流れで半分遊びに連れて来て貰っていた。いつの間にか釣り堀がなくなり、長年訪れていた蕎麦屋が閉店。
気に入っていた蕎麦屋がなくなったので一時期蕎麦屋ジプシーだった両親も、そばつゆの味の好みでこの店に落ち着いたのだそうだ。

大盛り蕎麦。それから、天ぷらの盛り合わせを一皿頼んで三人でつついた。
私はこの店は初めてだったのだけれど、うん、我が家好みの味だった。

最初はどうなることかと思ったのだけれど、すっかりここの風景に馴染んだ“鬼太郎茶屋”。

鬼太郎とねずみ男が出迎えてくれる。

実はこの建物が、我が家が好きで通っていた蕎麦屋“時雨茶屋”だった。季節に合わせた野菜や野草を自分で育てて収穫し、天ぷらにして出してくれていた店主であった女性が高齢になり、店を続けられなくなって兼ねてから知人であった水木しげる氏に相談した結果らしい。
鬼太郎茶屋も初めて寄った。時雨茶屋の古い建物を活かしてくれていて、嬉しくなった。

“10周年記念”グッズなんてのを限定販売しているのを見て、10年って早いなあとちょっとショック。
水木先生好きだから買ったけどねw

昔は蕎麦を食べる場所になっていた庭先に可愛い車が停められていた。

おお、ちゃんと鳥取ナンバー。
オヤジ殿がヘッドライトとか…ぬりかべに気を取られて一瞬気付けなかった。オヤジ殿ちょっと怖い。

風もなく青空の下で、久し振りに深大寺を堪能してきたのだった。