プリンス

2016/04/22

音楽 日記

毎日朝食を終えて家事を始める前に、PCを立ち上げてメールの確認と昨晩から朝にかけてのニュースの確認をする。ニュース一覧の小さな文字が眼に入った。
「プリンス急死」
一瞬何のことだろうかと思ったが、何処ぞの王子さんをカタカナの肩書きで書く必要はない。そうなれば私が知っている“プリンス”というのは、たった一人の人名だ。
「自宅兼スタジオであるPaisley Park Studiosのエレベーターの中で意識不明の所を発見された」
アメリカのミュージシャンであるPrinceが57歳の若さで急逝した。
“何で…”と、思わず声が出た。茫然とPCの画面を眺めてから、妹にLINEでメッセージを送ろうとしたら、朝のTVで見たという妹から先に届いていた。
そりゃそうだ、妹と一緒に沢山曲を聴いて、一緒に東京ドームへ本人を拝みに行ったこともあるのだから。

私がプリンスを知ったのは御多分に漏れずアルバム“Purple Rain”で、私は仙台に居て高校2年生だった。
それから作品を遡り、また、続々と生み出される新しいアルバムも聴いた。丁度その頃に仙台にも音楽ショップ“タワーレコード”ができて、安価な輸入レコードやCDがラクに入手できるようになった。音楽はずっとレコードを購入して来たのだけれど、輸入レコードは輸送時の歪みが激しく、我が家のターンテーブルでは音が悪かったり飛んでしまったりするのでCDを聴くようになった。
社会人になってから、東京ドームの日本公演へ行った。アリーナ席でもステージ上のプリンスは遠くて小さくしか拝めなかったのだけれど、それでも“本物”を拝めたのは嬉しかったし、楽しかった。

当時のツアーパンフ。
こうやって見ると、若いな。

“1992年4月3日 東京ドーム”と覚え書きがある。
当たり前だが、私も若かったんだな。


楽しかった思い出の多い日々の中に寄り添ってくれていたPrinceの早過ぎる死を悼む