仏像半島

2013/05/31

芸術鑑賞

千葉神社からは、同じ道沿いにあるので実に判りやすかった。知らない土地なので長く感じたが、多分本当は10分位だったのかもしれない。
“千葉市美術館”今日の本来の目的地はこちらがメインだった。
現在この美術館では“仏像半島”という仏像の美術展が開催されている。
千葉県の寺院の仏像に特化した展覧会だ。
ところで、この美術館が面白いと思ったのは、千葉市の中央区役所の中にあるということだ。
エレベーターホールには、美術館の階へ直通のエレベーターと区役所の階も止まる各階止まりのエレベーターがあった。展示室は7、8階の2フロアを使用していて、8階が入口で7階が出口ということのようだ。例え階段ではなくエレベーターを使うとしても、上から下へという方が合理的だ。たまに次のフロアへ行くのに階段を上がらせる美術館などもあるが、実際“何で階段を上がらせるんだよ”等と文句を言いながら上がっている観覧客もいる。

さて、8階の受付でチケットを切って半券を貰い、出品目録を戴こうかと机を見ると最初に他の美術館で貰ったチラシ

とは違う二つ折りのものが置いてあったので、そちらも戴いた。
街中にはこれがポスターになって貼られている。
なかなかカッコイイ。大体、この展覧会を見たいと思ったのは“仏像半島”というネーミングが凄く気に入ったからなのだ。
チラシ等によると、房総の地に仏教文化が及んだのは7世紀後半といわれているとの事。それ以来、豊かな大地と海とを背景に多くの寺院が建立されて、多彩な造形活動が展開されてきたのだとある。
勿論、仏像の撮影は禁じられているので会場で貰ったリーフレットの写真を掲載しているが、例えば同じ如来像や菩薩像であっても、なかなか多彩な表現があり面白い。
また、美術館の展示方法もよくて、十一面観音を奥の中央に配置し、その手前四方に四天王がいる所や薬師如来を囲むように十二神将が並ぶ姿などは誰もが立ち止まって見入っていた。
この展覧会の為に普段は公開していない秘仏なども展示してある他、他の展覧会ではあまり大きく取り上げない“鋳造仏”などのコーナーを設けているというのも興味深く観ることができた。
また、日蓮上人が房総の出身であるということから、日蓮上人像をまとめて展示してあるコーナーなどもあった。スミマセン恥ずかしながら、日蓮上人が房総のご出身だとは存じ上げませんでした。

8階の展示室を出た所の壁にこんな物があった。

え?何、何かベルトみたいなのが付いているんだけど、これって…
この光背を背負って、少し離れた床に置いてある邪鬼の写真を貼り付けたお立ち台の上でポーズを取って邪鬼を踏みつけ“なりきり四天王!”ということらしい。
お立ち台“邪鬼”
念の為、これらを撮影しても良いか係員に尋ねた所、展示室以外は勿論撮影OKです、との応えの次に
「良かったら、お撮りしましょうか?」
い、いや、幾ら観覧客は少ないとはいうものの、あれを着けてポーズを取るのはさすがに恥ずかしい。丁重にお断りした。
その後7階の展示室へ移動したら、展示室の側には持国天の顔出しパネルもあった。
光背も顔出しも一人で来ていたんじゃなかったら、やってみていたかもしれないんだけどなあ。
記念グッズは残念ながらコレというものがなくて、今思えば図録を買ってくれば良かったかなと思っている。
そういえば、入場券の半券は“散華”の形のつもりなのかな。

今日は色々あったが、春から始まった“観ておきたいと思った展覧会”等は、これにてひとまず終了。