千葉神社

2013/05/31

寺社

JR千葉駅で正反対の出口を出てしまい改札で行き方を訊いたのだが、曲がる所を間違えたのか、すっかり道に迷っていた。
何やら大きな公園の入口のような所の交差点で、回転灯も回していない小さいパトカーが赤信号で止まっているのを発見したので、会釈をしながら車道に出て近付いた。警察官は、すぐに助手席の窓を開けてくれる。
「千葉神社に行きたいのですが駅の出口を間違ってしまって、駅で訊いたのですがやっぱり道に迷ってしまって…」
信号が変わるのを気にしつつも、警察官は丁寧に道順を教えてくれた。
信号が青に変わる。私は礼を言って頭を下げて歩道に戻って歩き出した。
すると、その先の道(教えられた道はパトカーの行く方向そのまま真っ直ぐだった)で、そのパトカーがハザードランプを点けて歩道に寄せて止まっていた。ああ、この辺に何か用事があったのか…と横の歩道を通りかかると助手席の窓が開いている。
「ここから千葉神社までは結構あるから、よかったら送っていくから乗って下さい。千葉神社の横にある派出所に自転車を届けに行く途中だから、通り道だし。」
と、声を掛けてくれた。
Σ(゚д゚) えっ?いいんですか、そんなパトカーにタクシーみたいな事させて。
数回の押し問答(いい意味で)の末、助手席に収まる私。“この辺の人なの-?”“いえ、茨城県の…から、千葉市美術館に展覧会を観に来たんですが、手前に立派な神社があるらしいのでお参りもしていこうと思って”“そんな遠くから観に来る程のものやってるのかー、俺は神社の隣の派出所にコレ(と、後ろを指差す)を届けに行くだけだから、気にしなくていいよ!”
いやいや、もう、パトカーの後部座席に座ったことはあっても、助手席に座らせて戴くなんて、しかも観光場所まで送って戴くなんて……緊張して、パトカーの中を色々見る余裕もなかった。
警察官が恐縮するほど礼を言って頭を下げて、神社の近くで下ろして貰った。ここへ来るまでに少々あったものだから、本当は地獄で仏という感じだったのだ。

ちょっと、裏側に止めて貰ったらしい。
なかなか御立派な看板が目立つ。
さて、ようやく鳥居へ到着。
良い季節と天気に来たなあ。
境内は結構広そうで、この後の予定もあるので程々に拝観した。
こちらが本殿。

かなり大きく華やかな感じを受ける。すぐ横にお守りなどの授与所があった。
この神社は通称“妙見様”と呼ばれている“北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんじょうおう)”という北極星と北斗七星の御神霊を御祭神としてお奉りしている。
私自身、妙見様という神様を知ったのはつい最近のことで、過日、柏市の布施弁天へお参りに行った時に側に妙見様をお奉りする祠があって知った程度なのだ。ただ、帰宅してから妙見様について調べてみると“妙見信仰”というのは元々仏教の“妙見菩薩”を信仰するものであったが、妙見菩薩を守り神としていた千葉氏などの一族が神仏分離の際に公然と“菩薩”を守り神としていくことができないので、神として奉るという措置をとったというような事らしい。
だから、月とか星がモチーフなのだろうか、星好きにはタマラン。
本殿にお参り。
それから、みくじを引いたり御守り授与所で朱印帳と朱印をお願いした。

分霊社“尊星殿”
楼門型の社殿で、珍しい建築様式なのだそうだ。
この中央にある“福徳殿”八角形に配された各星宮が、各方位を護っている。
北から順に八方位を撮影してきた。 
坎宮(子・北)
艮宮(丑寅・北東)
震宮(卯・東)
巽宮(辰巳・南東)
離宮(午・南)
坤宮(未申・南西)
兌宮(酉・西)
乾宮(戌亥・北西)
どれも方位を示す干支のレリーフも綺麗で素敵だった。この神社は生まれ年などによる“八方除け”なども行っている。

なかなか興味深い神社ではあったが全部を見て回る時間がなく、最後に鳥居の横の狛犬(獅子)を拝して後にした。

さて、千葉神社は妙見信仰や八方除けなども興味深くて拝観したのだが、実は朱印帳にも惚れ込んで戴きに言ったのだ。

そして、御朱印。

社殿に珍しいみくじがあったので、引いてみる。

今日はここまで厄日だったんだよなあ…などと思いつつその場で開封する。
ああ、そういうものだよ人生は。翡翠とか欲しかったかもしれない。