地下鉄を降りて階段を上がると、既に祭のような雰囲気。
小伝馬町駅なんて初めて降りた。
友人との待ち合わせまで少々時間があるので、駅の裏へ回る。
郊外のお寺と違って、住宅や店舗などと軒を並べる建物。
“新高野山 大安楽寺”
弘法大師を本尊とする真言宗のお寺だ。
元々この辺りは徳川幕府の処刑場があった場所で、ここで処刑された人々の霊を慰め浄める為に建ったお寺だそうだ。関東大震災に遭い、今の新しい建物になった模様。
敷地内には処刑場の跡地であることを示す碑もある。
通りを挟んだ向かいの“十思公園”の中には、ここで処刑された吉田松陰についての碑もあった。
寺務所というより住居と思われる建物で、御朱印を戴いた。
大安楽寺のほぼ隣には、山梨県身延山にある枝垂れ桜で有名な“身延山 久遠寺”の別院がある。
こちらは敷地は狭めなものの古い趣の建物で(実際には大安楽寺と同じく関東大震災で消失して再建されたものだそうだ)、寺務所が本堂内にあるので御朱印を戴く時に中に入って本堂内陣を拝させて戴いた。
身延別院をお参りしている時に、友人と合流。本日の目的である“べったら市”が催されている大伝馬町界隈へ移動。
地下鉄小伝馬町駅の出口がある江戸通りから細い通りへ入ると、すぐに屋台が立ち並んでいる。
まずは、お参りをしなくちゃねと、頭の上にある案内に沿って“寶田恵比寿神社(たからだえびすじんじゃ)”を目指す。
前もって色々調べて来たけれど、参道?と考えるに、もうこの界隈の通り自体が参道なのだ。
屋台の並ぶ通りをほんの少し歩くと、通り端に鳥居と拝殿。
しかし、拝殿の前には参拝の列ができている。
御朱印をお願いしようと尋ねると、奥の社務所で受け付けているのでと言われるが、別個に社務所がある訳ではないようで、拝殿の中で作業をしておられた。
お参りを済ませて、賑わう市へ繰り出す。今日普通の月曜日だよね?と確認したくなるくらい混雑している。すごいなあと振り仰げば曇り空に東京新名所。
“べったら市”は江戸時代に、大伝馬町にあるこの寶田恵比寿神社で商売繁盛、家族繁栄、火防などを祈願して毎年10月20日に催される“恵比須講”の前日の市として始まった。“べったら漬”の元々は奉納された大根を使って、麹と砂糖(水飴)で漬けた浅漬けだったらしいが、その後この界隈の名物になったそうだ。現在も10月19日と20日の2日間に市が開催されている。
べったら漬を売る店が随所に並ぶ他、日本橋、人形町などの有名な専門店の老舗が屋台を出している。例えば粕漬けの“魚久”、“山本海苔店”、飴の“榮太樓”、刷毛やブラシの“江戸屋”、その他日用品の店、食品関連の店などが“べったら市”価格だったり、普段は小売りしないものを少量で販売したりと特別な屋台を連ねていた。
屋台の建ち並ぶ通りを人形町の方へ歩いて行くと、“椙森神社(すぎのもりじんじゃ)”がある。
こちらも恵比寿神を奉る神社で、寶田恵比寿神社からの屋台がここまで並んでいた。
椙森神社は“富くじ”興行で有名なところで、この日も富くじの販売が行われていた。
16時過ぎから、寶田恵比寿神社では子供の山車と神輿が奉納された。
いいなあ、子供の頃に近所の秋祭りで山車を引いたものだ。
子供が出発してから、大人の神輿も奉納される。
大人の神輿はやはり雄々しい感じがするし、何だか気持ちが盛り上がる。
町内を回るだけと言っても、端から端まで丁寧に回ると結構時間がかかるもので、薄暗くなっても神輿が練り歩いていた。
市を見て歩くだけでも楽しいのだけれど、やはりべったら漬を買ってこなくては。
結構お高い物でビックリしたのだけれど。
小伝馬町駅なんて初めて降りた。
友人との待ち合わせまで少々時間があるので、駅の裏へ回る。
郊外のお寺と違って、住宅や店舗などと軒を並べる建物。
“新高野山 大安楽寺”
弘法大師を本尊とする真言宗のお寺だ。
元々この辺りは徳川幕府の処刑場があった場所で、ここで処刑された人々の霊を慰め浄める為に建ったお寺だそうだ。関東大震災に遭い、今の新しい建物になった模様。
敷地内には処刑場の跡地であることを示す碑もある。
通りを挟んだ向かいの“十思公園”の中には、ここで処刑された吉田松陰についての碑もあった。
寺務所というより住居と思われる建物で、御朱印を戴いた。
大安楽寺のほぼ隣には、山梨県身延山にある枝垂れ桜で有名な“身延山 久遠寺”の別院がある。
こちらは敷地は狭めなものの古い趣の建物で(実際には大安楽寺と同じく関東大震災で消失して再建されたものだそうだ)、寺務所が本堂内にあるので御朱印を戴く時に中に入って本堂内陣を拝させて戴いた。
身延別院をお参りしている時に、友人と合流。本日の目的である“べったら市”が催されている大伝馬町界隈へ移動。
地下鉄小伝馬町駅の出口がある江戸通りから細い通りへ入ると、すぐに屋台が立ち並んでいる。
まずは、お参りをしなくちゃねと、頭の上にある案内に沿って“寶田恵比寿神社(たからだえびすじんじゃ)”を目指す。
前もって色々調べて来たけれど、参道?と考えるに、もうこの界隈の通り自体が参道なのだ。
屋台の並ぶ通りをほんの少し歩くと、通り端に鳥居と拝殿。
しかし、拝殿の前には参拝の列ができている。
御朱印をお願いしようと尋ねると、奥の社務所で受け付けているのでと言われるが、別個に社務所がある訳ではないようで、拝殿の中で作業をしておられた。
お参りを済ませて、賑わう市へ繰り出す。今日普通の月曜日だよね?と確認したくなるくらい混雑している。すごいなあと振り仰げば曇り空に東京新名所。
“べったら市”は江戸時代に、大伝馬町にあるこの寶田恵比寿神社で商売繁盛、家族繁栄、火防などを祈願して毎年10月20日に催される“恵比須講”の前日の市として始まった。“べったら漬”の元々は奉納された大根を使って、麹と砂糖(水飴)で漬けた浅漬けだったらしいが、その後この界隈の名物になったそうだ。現在も10月19日と20日の2日間に市が開催されている。
べったら漬を売る店が随所に並ぶ他、日本橋、人形町などの有名な専門店の老舗が屋台を出している。例えば粕漬けの“魚久”、“山本海苔店”、飴の“榮太樓”、刷毛やブラシの“江戸屋”、その他日用品の店、食品関連の店などが“べったら市”価格だったり、普段は小売りしないものを少量で販売したりと特別な屋台を連ねていた。
屋台の建ち並ぶ通りを人形町の方へ歩いて行くと、“椙森神社(すぎのもりじんじゃ)”がある。
こちらも恵比寿神を奉る神社で、寶田恵比寿神社からの屋台がここまで並んでいた。
椙森神社は“富くじ”興行で有名なところで、この日も富くじの販売が行われていた。
16時過ぎから、寶田恵比寿神社では子供の山車と神輿が奉納された。
いいなあ、子供の頃に近所の秋祭りで山車を引いたものだ。
子供が出発してから、大人の神輿も奉納される。
大人の神輿はやはり雄々しい感じがするし、何だか気持ちが盛り上がる。
町内を回るだけと言っても、端から端まで丁寧に回ると結構時間がかかるもので、薄暗くなっても神輿が練り歩いていた。
市を見て歩くだけでも楽しいのだけれど、やはりべったら漬を買ってこなくては。
結構お高い物でビックリしたのだけれど。
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