関東鉄道常総線 ゆめみ野駅 10周年

2021/03/12

鉄道

関東鉄道常総線・ゆめみ野駅が10周年を迎えた。
長い歴史を持つ関東鉄道常総線の中で、新駅としてゆめみ野駅が開業したのは2011年3月12日。当日は土曜日だったので、家人と早起きをして始発列車と開業セレモニーを見に行こうと話していた。
そして前日に起こった東日本大震災。始発列車は予定通りに動かせず、セレモニーなども行われないままの開業となった。
そして10周年の今日、駅頭で“ゆめみ野駅開業10周年記念券”を発売するというので出かけてきた。
発売開始は朝7時。翌日からの主要駅での発売に先駆けて昼の12時まで特設会場を開いてくれるという。ゆめみ野駅は無人駅なので、今日を逃すとその駅の記念品がその駅で買えないという話だ。
きっとそういうものが発売されるのだろうと先月の内からソワソワと気にしていたのだけれど、関東鉄道の公式サイトで直前まで発表がなく、もしかしたら10年位じゃ駄目なのかしらと心配していたのだ。
朝食を食べ、朝の混雑も終わったであろう9時過ぎに駅に着く。
列車に乗るために駅を訪れた客に声を掛けるがスルーされている姿を遠くから眺めながら近付いた。
駅舎入り口前に長机を置き、関東鉄道のマスコットガール“寺原ゆめみ”嬢の立て看板と売り子2人。
「ゆめみ野駅10周年の記念乗車券を販売しています、いかがでしょうか。」
「それを買いに来ました。」
「ありがとうございます!」
邪魔だからよけましょうと仰るのを、よかったら是非入ってくださいとお願いして撮らせて戴いた。
記念乗車券の他にも寺原ゆめみグッズや車両のピンズ、駅標キーホルダーなども置いてある。
「今日は特別に、開業当時の開業記念乗車券も持ってきました。」
待って、それって“お蔵出し”っていうか、デッドスト……
他の客が来ないのをいいことに、開業前に工事中の駅を見に来ていたとか開業日にあんなことになって残念だったとか、自分語りにお付き合い戴いてありがとうございました。
改札口の上にも横断幕。
帰宅後の家人に気付いたか訊いたら気付かなかったと返ってきた。ある内に見て欲しい。
そして、本日の戦利品。
開業10周年記念券
開業前の工事中の写真などが掲載された綺麗な台紙に、寺原ゆめみイラスト付の入場券と小人料金の中妻行き乗車券。
入場券と乗車券1枚ずつのセットだったから“記念券”というネーミングにしたのですね。
そして、10年前には買いはぐってしまった“ゆめみ野駅開業記念乗車券”を買わずにはいられなかった。
それどころじゃなかったもんな。
写真にすると判りにくくなってしまったが、箱の入っているポリ袋の口を止めているテープが劣化して黄色くなってるし、ポリ袋も何となく薄汚れている。テープはベタベタになっていて剥がせないので切った。
10年の歳月がこんなところに。

あらためて、関東鉄道常総線ゆめみ野駅 開業10周年おめでとうございます。