ヘリコプターって大きいな

夕方、家人とスーパーで買い物をした帰り際、頭の上でヘリコプターの飛んでいる音がした。駐車場の出口渋滞で止まった所で車の中から見上げると、かなり低い位置に飛んでいるのが見える。

「ドクターヘリみたい。これはもしや！」

昨年末に1人で買い物に来た時にも屋上駐車場でドクターヘリに出くわして、随分と低く飛んでいるなと思ったら、すぐ近くに降りていくのを目撃したことがあった。

このスーパーの裏手には広い公園がある。公園の道路を挟んだ向かい側にも広い空き地があることも知っていたが、何せ冷凍食品を購入していてドクターヘリの行き先を確認する余裕がなくて諦めたという出来事を、その夜帰宅した家人に話したのだった。

今日は急いで持って帰らなくてはならないものはない。

公園の近くへ行くと広い道路に消防の車が止まっている。公園の外の歩道にも中を眺める人の姿が見えた。家人が道路脇へ車を止めて2人で降りかけた所へ救急車が来る。

やっぱり公園に降りたのか。

普段は子供が遊んでいたり、ジョギングや散歩をする人を多々見掛ける広場にヘリコプターが止まっている光景。遠くに子供が数人立っているのも見えるので、遊んでいたところを避けて貰ったのだろう。

ヘリから医療関係者と思しき人が降りてきて救急車へ向かった。

救急車の中で作業をしているらしい感じは見受けられたが、私達を含めて集まった人達の関心はドクターヘリにのみ向けられている。

色々と事情はあるのだろうが、医療関係者が救急車の方へ残りヘリが出発の準備を始めた。

プロペラが回り始め、機体のチェックをする様子が見て取れる。

最後に、周りにお辞儀をしてから乗り込んだ。

そして飛び立つヘリコプター

　

今回、ドクターヘリを間近で見たこともワクワクと驚きで一杯だったのだが、何よりも驚いたのは、ヘリコプターのプロペラが回転し始めて飛び立つ準備を始めた途端に、近くにいた数人の老婦人が素早くスマートフォンを構えて動画を撮り始めたことだ。

普段、動画など撮ることのない家人は“どうやって撮るんだったっけ？”と思ったということなのに、後から家人と2人で感心しきりだった。