問題はない

2024/05/17

日記

毎週金曜日の夜は家人を隣市の駅まで車で迎えに行く。職場で使っている重いノートパソコンを背負って帰ってくるからだ。

だから、金曜日の夜だけは絶対に晩酌をしない。

今日も恒例のお迎えだった。途中で電車の遅延もなく順調だったらしく珍しく23時前(数分)の到着だ。

週末の割には道路が空いているなと前後に他の車もなく対向車すら来ない状態で、むしろ暗くて嫌だとライトをハイビームにして、薄暗い中でも平気で広い通りを渡る歩行者に気を付けていると、前方にチカチカと赤いライトが幾つも見える。

ムム、こんな時間に(こんな時間だから)事故処理中か?

左車線へ寄るように振られている誘導灯を遠目に見て車線を変更し、近付いて警察車両を見れば“検問中”の文字。

飲酒検問かよ!(時間的に)

何台も1度に確認できるように警察官が何人も配置されているが、たった1台だったので前へ前へと誘導する警察官の花道を徐行で進んで1番前で止まる。

「お急ぎのところ済みませ~ん、お酒を飲まれていないか確認です。この(プラスチックの棒)先に勢いよくハァーッと息を吹きかけて下さい。」

運転手が女性だからとか気を使ったのか、偶然なのか女性の警察官が丁寧に作業する。

「ハイ、大丈夫です。御協力ありがとうございました!」

たまにはね、こういうこともあるからやっぱり、乗るなら呑むななのだ。

自動車免許を取得してから約30年。結婚してから夜間の運転率が急上昇だったのだけれど、実は1度も飲酒検問に当たったことがなかった。

検問中に当たったことはあるのだけれど、走っている台数が多いと全部止めたら渋滞してしまうので一部は止めずに放流してしまうこともある。その“止められない側”に当たってしまったことはあるのだ。

そんなわけなので、検問の文字を見た時から『ついに来たか』と、ワクワクして、呑んでないのに数値が出たりしないだろうかとか、“警察24時”で見たのと一緒だなあとか、初めての一大イベントを味わったのだった。